ICMG共創ファンドの投資先株式会社ケイファーマが東証グロース市場に新規上場

2023.10.24

ICMG共創ファンドの投資先株式会社ケイファーマが東証グロース市場に新規上場

株式会社ICMG Partners(本社:東京都千代田区丸の内)が運用し、日本空港ビルデング株式会社(本社:東京都大田区羽田空港)、株式会社きらぼし銀行(本社:東京都港区南青山)がLP出資するICMG共創ファンド1号投資事業有限責任組合の投資先である株式会社ケイファーマ(本社:東京都港区六本木、以下「ケイファーマ」が、2023年10月17日付で東京証券取引所グロース市場に新規上場したことをお知らせいたします。

ケイファーマは、「医療イノベーションを実現し、医療分野での社会貢献を果たします」を経営理念に、慶應義塾大学発のスタートアップとして、iPS細胞を活用した中枢神経領域の再生医療事業とiPS創薬事業を手掛けており、iPS創薬事業では、ALS治療薬として世界で初めてロピニロール塩酸塩の有効性を見出した実績を持ちます。また、本件を通じて、ICMG共創ファンド1号は、開始2年で投資先のIPOに成功しております。

世界の再生医療市場は2022年時点で286.2億USDと評価されており、2030年には1,970.8億USDへCAGR28.2%で成長すると予測されています。(2023年7月のFortune Business Insightsの調査より)特に、希少疾患に代表される、未だ有効な治療方法が発見されていない疾患への医療ニーズ(アンメット・メディカル・ニーズ)の充足が求められており、例えば、「ALS/筋萎縮性側索硬化症」は、抽出された60の疾患の中でも治療満足度や薬剤貢献度が特に低い状況にあります。(2020年11月の医薬産業政策研究所の記事より)

こうした状況を踏まえ、ケイファーマは、iPS創薬事業を通じて、ALS/筋萎縮性側索硬化症の治療薬として世界で初めて、ロピニロール塩酸塩が従来の治療薬よりも有効であることを見出しています。そして、2023年3月には国内の大手製薬メーカー アルフレッサファーマと国内開発権・製造販売権許諾契約を締結しており、将来的な市場投入とアンメット・メディカル・ニーズの充足に貢献しています。その他にも、2023年8月には、ケイファーマが持つナレッジと研究開発力が評価され、独立行政法人国立病院機構大阪医療センターとの間で、慢性期脳梗塞、脳出血、外傷性中枢神経損傷の再生医療等製品の開発に向けた共同研究契約を締結しており、今後もさらなる飛躍が期待されます。

ICMGでは、「国内大企業とスタートアップの共創を推進する」というICMG共創ファンド1号のミッションに基づき、2022年5月にケイファーマへ投資を行って以降、日本大企業のトップマネジメントとの関係構築の支援や、再生医療領域に興味関心のある日本大企業との連携機会の提供を通じて、ケイファーマのマネジメントチームをサポートしてまいりました。

今後もICMGグループは、日本大企業のトップマネジメントとのリレーションや東南アジア、インドをはじめとしたグローバルネットワークをレバレッジさせ、国内外のスタートアップへの投資及び成長支援を行ってまいります。

<ケイファーマ 上場に関するプレスリリース>

https://www.kpharma.co.jp/news/press/20231017

<ケイファーマ IR情報ウェブサイト>

https://www.kpharma.co.jp/ir

 

【ケイファーマについて】

ケイファーマは、慶應義塾大学医学部生理学教室岡野栄之教授と同整形外科学教室中村雅也教授の研究グループで長年にわたり取り組んできた脊髄損傷等の再生医療研究、及び疾患特異的iPS細胞技術を用いた創薬研究(iPS創薬)の成果をいち早く医療現場に届けることを目指しております。そのため、iPS細胞を活用した脊髄損傷や脳梗塞を対象とする再生医療事業と筋萎縮性側索硬化症(ALS)を含むiPS創薬事業の両事業を展開し、アンメット・メディカル・ニーズ(有効な治療方法がない疾患に対する医療ニーズ)の解決を実現し、医療分野での社会貢献を果たしてまいります。

URL: https://kpharma.co.jp/


【ICMG Groupについて】

ICMG Groupは、創業20年以上に渡り、東京、シンガポール、バンガロール、サンフランシスコ、上海、ストックホルムをベースに、日本大企業のトップマネジメントへのコンサルティングサービス、ベンチャーキャピタル、CVC、デジタル、プロダクトデザイン、リーダーシッププログラム、再生可能エネルギー、脱炭素事業をグローバルで提供しています。また、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーをシンガポールに設立しており、国連UNDPとは、SDGsイノベーションに関するパートナーシップを締結しています。ベンチャーキャピタルでは、Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Management等のグローバルトップVCとシンガポール、インド、東南アジアで共同投資を行っております。また、日本大企業の経営層の持つパーパス、ヴィジョンをデジタルの力に繋げ、社会のイノベーションを加速する株式会社ICMG Digitalを2023年にローンチし、2024年には、元Microsoft米国本社のDirector of Product Design and Research, Frontline Studios GMであったAna Arriola-Kanadaと日本企業のプロダクトデザインを実行するICMG Nextをローンチしています。これらの多様な価値を創出してきたICMG Groupのコアバリューは、常に企業、組織の見えざる価値を可視化し、将来像(パーパス)を描き、その価値創造を実現させてきた知的資本経営(Intellectual Capital Management)にあります。

【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】

ICMG Group

Group Marketing Department

Call:+810368122511

Email:icm_info@icmg.co.jp

Website:https://www.icmg.co.jp

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