インドのFMCG向けB2BプラットフォーマーのApnaklubへプレシリーズBラウンドの出資を実行

2023.01.17

インドのFMCG向けB2BプラットフォーマーのApnaklubへプレシリーズBラウンドの出資を実行

ICMG共創ファンド、インドのFMCG向けB2BプラットフォーマーのApnaklubへ、

Sequoia Capital、Blume Ventures等とともにプレシリーズBラウンドの出資を実行

株式会社ICMG Partners(本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役:舩橋元)が運用し、日本空港ビルデング株式会社(本社:東京都大田区羽田空港、代表取締役社長執行役員兼COO:横田信秋)、株式会社きらぼし銀行(本社:東京都港区南青山、取締役頭取:渡邊壽信)がLP出資するICMG共創ファンド1号投資事業有限責任組合は、Octopolis Technologies Private Limited(No.102 Koramangala, 5th Block, 4th B Cross Road, 560095, Karnatake, Bangalore; CEO: Shruti Shruti)へ出資いたしましたので、お知らせいたします。本ラウンドは2022年5月にクローズしたTiger Global ManagementのシリーズAラウンドに次ぐ、プレシリーズBラウンドとして、既存投資家のSequoia Capital、Flourish、Blume Ventures、Whiteboard Capitalと、新規投資家のTrueScaleと共に出資を行っております。ApnaKlubは、主にインドのTier 2以降の地域において、日用品、スナック菓子、食品、衛生用品など、あらゆる日用消費財(FMCG)を取り扱う小売店(キラナストア)向けのB2Bマーケットプレイスを提供しており、ブランド、メーカー、卸売業者、小売店をシームレスに接続するデジタルプラットフォームを開発、運用しております。

(左から) 株式会社ICMG Partners CEO 舩橋元、Apnaklub CEO Shruti Shruti(ICMGシンガポールオフィスにて)

世界銀行によれば、2021年時点のインドの総人口は14億人超となっており、内約70%がTier2以降の地域に居住しています。これらの都市には50万以上の市町村が点在しており、少なくとも1,000万超の小売店が運営されていると試算されます。また、インドにおけるFMCGの90%は小売店で消費されており、インド国内での市場規模は400億USDを超えてくると推定されています。

本地域では商品を直接流通することが難しく、ディストリビューターなどの仲介業者を活用しますが、小売店にとっては、仲介業者が何重にも存在することによる価格の透明性や公平性の欠如、限定的な品揃え、マージン圧迫による小売店の利便性欠如など脆弱なサプライチェーンからの課題が生じており、小売店の事業や収益状況に悪影響を及ぼしています。

こうした課題を踏まえ、ApnaKlubは、ブランドの商品SKUをApnaKlubの物流プラットフォームを通じて小売店に展開するB2Bのマーケットプレイスを開発しました。物流プロセスを内製化することで、ロジスティックスコストの適切な管理を可能にし、商品をより良い価格で販売することで、各小売店のマージン向上に貢献しています。これにより、小売店はより速いスピードで成長することが可能になります。また、AI機能を活用して自社配送を最適化することで、通常3~7営業日かかる配送を2日未満で配送できるサービスを提供しており、小売店はより安く、より早く配送できるというメリットを享受しています。さらに、ローカル地域を支援するために、地域内の小売店の事業拡大や雇用創出を目的として、クレジットローン等のファイナンスサービスも導入しており、レバレッジをかけた商品取引高の増加を見込んでいます。

今回の投資の意義は、ローカル地域における事業成長と雇用機会の創出、また物流サプライチェーンの構造的課題の解決にあります。ApnaKlubのソリューションを通じて、物流の効率化によるコスト低減と小売店のマージン改善を実現することで、各店舗の事業拡大を促進し、更なる雇用機会創出に貢献しています(SDGs No.8)。また、ローカル地域におけるブランドから小売店のサプライチェーンをデジタル化し、物流含め全体を内製化するという革新的なビジネススキームを構築しています(SDGs No.9)。

ICMGグループは、ApnaKlubの成長支援を通じて、ローカル地域の産業発展に貢献することを目指しています。また、ICMGグループが持つ広範な日本大企業とのネットワークを活用し、日本大企業が持つ、あるいは、支援している付加価値のある日本の商品を、インド市場で流通させる支援を行うことで、日本企業のインド進出支援と、ApnaKlubのGMV向上を実現してまいります。

【Apnaklubについて】

2020年5月、Shruti Shruti(CEO)とManish Kumar(COO)によってインドのバンガロールにて設立されました。Shruti氏はIITデリー校をトップ卒業後、外資コンサル企業を経てハーバードビジネススクールでMBAを取得しており、インパクト投資の経験等を経てApnaKlubを共同設立しています。Manish氏はWalmart等小売業界での経験を25年超有しており主にオペレーション面を統括しています。ApnaKlubは主にインドのTier2以降のローカル地域向けに、FMCGの調達・流通プラットフォームを開発、提供しています。様々なブランドのFMCGを特典付きで提供し、ラストマイルサービスを手掛けることで、ユーザー自身が小売・卸売ビジネスを立ち上げることが可能となっています。P&G (Proctor and Gamble), Unilever, Dabur含め240超のブランドから供給しており、商品にはパッケージ食品、飲料、パーソナルケアおよび衛生製品、ベビーケア製品、洗濯、家庭用品等が含まれます。

URL: https://apnaklub.com/


【ICMG Groupについて】

ICMG Groupは、創業20年以上に渡り、東京、シンガポール、バンガロール、サンフランシスコ、上海、ストックホルムをベースに、日本大企業のトップマネジメントへのコンサルティングサービス、ベンチャーキャピタル、CVC、デジタル、プロダクトデザイン、リーダーシッププログラム、再生可能エネルギー、脱炭素事業をグローバルで提供しています。また、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーをシンガポールに設立しており、国連UNDPとは、SDGsイノベーションに関するパートナーシップを締結しています。ベンチャーキャピタルでは、Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Management等のグローバルトップVCとシンガポール、インド、東南アジアで共同投資を行っております。また、日本大企業の経営層の持つパーパス、ヴィジョンをデジタルの力に繋げ、社会のイノベーションを加速する株式会社ICMG Digitalを2023年にローンチし、2024年には、元Microsoft米国本社のDirector of Product Design and Research, Frontline Studios GMであったAna Arriola-Kanadaと日本企業のプロダクトデザインを実行するICMG Nextをローンチしています。これらの多様な価値を創出してきたICMG Groupのコアバリューは、常に企業、組織の見えざる価値を可視化し、将来像(パーパス)を描き、その価値創造を実現させてきた知的資本経営(Intellectual Capital Management)にあります。

【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】

ICMG Group

Group Marketing Department

Call:+810368122511

Email:icm_info@icmg.co.jp

Website:https://www.icmg.co.jp

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