ポストSDGsと言われる Well-being とは何か?

2021.08.31

ポストSDGsと言われる Well-being とは何か?

ポストSDGsと言われるWell-beingとは何か?

世界ではいま一人ひとりが身体的にも、精神的にも、社会的にも、健康であり、良好であり、幸せであり、人間らしくあり、豊かであるという「Well-Being」への注目と期待が高まっています。
その背景には、これまで経済成長に価値の重点が置かれ、経済指標(GDP・売上・利益など)を追求し、経済合理性がないもの(短期的な利益につながらない、スケールしない)が重要視されなかった結果、貧困と飢餓、地球環境の悪化、拡大し続ける格差など、経済合理性にフォーカスをしていては解決できない課題が無視できないレベルとなっている状況があります。本稿では、この Well-being について解説します。

ポストSDGsにおける中核的なキーワード

世界の未解決課題の解決に焦点をあてたものとしては、国連がイニシアティブを取りコンセンサスを獲得したSDGs(持続可能な開発目標)があります。SDGsのポイントは、「包括的な視点の重要性」が強調されたことにあります。

と、経済重視によって見過ごされてきた課題を2030年までに包括的に解決しようする取り組みです。

SDGsの背景には、先に述べたように経済成長を重視していた時代から経済価値に偏重しない Beyond Capitalismの時代への転換の流れがあります。この「従来型の資本主義を超える世界を創り出す」という挑戦がいま世界中のリーダーによって行われています。
そして、これからの時代の中核的価値観となるのではないかと言われているのが「Well-being」です。Well-beingは、「人間本来の健康的な豊かさ」とも表現されますが、非常に多次元的な概念であり、単に個人の状態を示すものではなく、これからの時代の一人一人の目的とは何なのか、それを支える国家・企業・地域、そして、社会・経済・環境はどうあるべきなのかを考える軸とされています。


新しい事業創出の鍵につながる

「Beyond Capitalism」というのは非常に象徴的な表現ですが、本質的には従来型の資本主義の考え方にとらわれず、これからの時代の一人一人にとって本質的な意義を追求するためのイノベーションを志向することです。多くの企業もまた経済合理性にとらわれない新たな価値観のもとで事業を創出しています。ここではその一例をご紹介します。

新薬開発をAIプラットフォームで効率化し、人類のWell-beingに貢献
「香港のスタートアップ Insilico Medicine」

1日100食限定だからこそ実現できるWellbeing戦略
「京都のステーキ丼専門店 佰食屋」

食品流通網を改善し、生産者も消費者もwell beingな世界を実現
「インドネシアのスタートアップ Eden Farm」

 


トレンドにアンテナを張る

ICMGでは、東京大学で2021年度に実施された世界中の学生が共創しWell-beingに関する事業提案を行う「グローバル共創型イノベーションプログラム」を始め、様々なプロジェクトを行っています。
また、デジタルプラットフォーム「ICMG Innovation Platform」では、前段であげたような事業事例などグローバル最先端のスタートアップビジネスから見えてきた Well-being の可能性について紹介・解説しています。

Well-being に関する世界の事業事例、またICMGのWell-beingに関する取り組みについてご興味をお持ちの方は、下記をご覧ください。
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