シンガポールのAIベンチャーMERCURICSと協働サービスをリリース

2019.01.21

シンガポールのAIベンチャーMERCURICSと協働サービスをリリース

当社は、シンガポールのAIベンチャー企業のMERCURICS(マーキュリクス 本社:シンガポール、最高経営責任者:Huiguang Liang、以下MERCURICS)と協働し、心理・行動科学AIを活用した、採用、配置、離職防止ソリューションサービスを開発し、2019年4月から提供を開始いたします。

現在、多くの日本企業では、既存主要事業の成長が鈍化し、先行き不透明感が増すなか、新たな未来を構築すべく、新規事業開発や海外事業の一層の拡大への取り組みが積極的に行われています。
しかし、これらを推進する人材は、必ずしも十分に確保できておらず、既存事業の優秀人材を投入しても、スキルやメンタリティの面で、アンマッチを起こしているケースが少なくありません。こうした課題を打破するためには、将来のビジネスポートフォリオを見越した戦略的な採用活動が必要になっています。
また一方で、こうした新規事業の立ち上げなどは、分業・効率化が進んだ既存成熟事業とは異なり、一部の中核タレントの推進力や才覚に依存している部分も大きく、引き抜きやメンタルヘルスなど、様々な離職リスクは企業の将来に大きな影響を与えるものとして、看過できない課題となってきています。

【企業の人材確保に対する課題】
– 将来の必要人材を見越した戦略的な採用・選抜ができていない。
– 面談時のパフォーマンスに依存しすぎる
– コミュニケーションの長けた人材等、同じタイプの人材を採用しがち
– 暗黙知となっている会社の好むタイプの人材のみを採用
– 筆記試験、適正検査などは、ネガティブチェックのみの活用
– 将来を支える人材の離職リスクがマネジメントしきれていない。
– 人材市場での価値や処遇の水準などに無頓着
– 一部のコア人材に業務が集中し、心身ともに害するリスクを放置しまいがち

上記の課題の解決策として、ICMGは、HR領域のAI*分析(People Analytics)にフォーカスした、シンガポールの最先端ベンチャー企業のMERCURICS(マーキュリクス)とパートナーシップを組み、採用・配置&離職防止ソリューションサービスを開発し、以下の2つのサービスをこの度リリースするものです。

*世界中で実施された100以上の心理学・行動科学モデルを学習済み

【新サービス概要】
採用・配置ソリューション 「タレント特性モニタリング分析」
簡易設問をインプットに心理・行動科学を学習したAIで分析。採用や配置候補者の行動特性を精度よく分析・予測し、当該企業が求める人材モデルの適合度を判定します。

離職リスク分析 「タレント離職リスク分析」
簡易設問やストレスチェック、オプションで各種既存のデータを活用し、心理・行動科学を学習したAIで分析。離職リスクを精度よく分析・予測し、コア人材のリテンション確率を向上するための阻害要因を特定し、対策を講じることが可能となります。

■MERCURICSについて
シンガポールの本社をおくHR領域のAIと分析(People Analytics)フォーカスした最先端のベンチャー企業。シンガポールの政府機関であるASTAR(Agency for Science, Technology and Research)からスピン・オフするとともに出資を受け、数あるシンガポールのスタートアップの中でも最有望と認められた企業の一つであり、シンガポールおよび日本の両国でICMGとパートナーシップを結び、ビジネスを推進。
https://www.mercurics.com/

既に本サービスのベータ版による試験導入を数社で開始しています。


【ICMG Groupについて】

ICMG Groupは、創業20年以上に渡り、東京、シンガポール、バンガロール、サンフランシスコ、上海、ストックホルムをベースに、日本大企業のトップマネジメントへのコンサルティングサービス、ベンチャーキャピタル、CVC、デジタル、プロダクトデザイン、リーダーシッププログラム、再生可能エネルギー、脱炭素事業をグローバルで提供しています。また、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーをシンガポールに設立しており、国連UNDPとは、SDGsイノベーションに関するパートナーシップを締結しています。ベンチャーキャピタルでは、Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Management等のグローバルトップVCとシンガポール、インド、東南アジアで共同投資を行っております。また、日本大企業の経営層の持つパーパス、ヴィジョンをデジタルの力に繋げ、社会のイノベーションを加速する株式会社ICMG Digitalを2023年にローンチし、2024年には、元Microsoft米国本社のDirector of Product Design and Research, Frontline Studios GMであったAna Arriola-Kanadaと日本企業のプロダクトデザインを実行するICMG Nextをローンチしています。これらの多様な価値を創出してきたICMG Groupのコアバリューは、常に企業、組織の見えざる価値を可視化し、将来像(パーパス)を描き、その価値創造を実現させてきた知的資本経営(Intellectual Capital Management)にあります。

【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】

ICMG Group

Group Marketing Department

Call:+810368122511

Email:icm_info@icmg.co.jp

Website:https://www.icmg.co.jp

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